case.002
Kデンタルオフィス旭川
旭川駅前に誕生した歯科クリニック。
医療法人社団 Smile Concept
Kデンタルオフィス旭川 院長・近藤吟子先生に、
歯科医師としての歩みと、クリニックづくりに込めた思いを伺いました。
1 / 2

旭川駅のすぐそば。多くの人が行き交うこの街の中心に、落ち着いた佇まいの歯科クリニックがあります。
医療法人社団 Smile Concept Kデンタルオフィス旭川(以下、Kデンタルオフィス旭川とする)。院長・近藤吟子先生が開業したこの医院は、シンプルで洗練された空間の中に、静かな品の良さを感じさせる場所です。
扉を開けると、整えられた空間とやわらかな光が迎えてくれる。
余計なものを置かない設計と、細部まで計算された動線が、初めて訪れる人の緊張をそっと和らげてくれます。
ここは、ただ治療を受けるだけの場所ではありません。患者さま一人ひとりと向き合いながら、信頼関係を積み重ねていく場所でもあります。
歯科医師としての歩み。
旭川での開業の背景。
そして、この空間に込められた思い。
Kデンタルオフィス旭川が生まれるまでの物語を伺いました。
受け継がれてきた医療の道
近藤先生が歯科医師になったきっかけは、
実は「自分一人の意思だけではなかった」と語ります。
近藤家は、代々医療に携わってきた家系。
先祖代々から続く医師の家系の中で、父は歯科医師として診療を行っていました。
「小さい頃から、私が医者になるという前提のような環境でした」
もちろん、他の夢もありました。
英語を学び、客室乗務員になりたいと思った時期もあったといいます。
それでも、家族の歴史を受け継ぐことは自然な流れでした。
「子どもながらに、代々続いてきたものは
継いでいかなければいけない、という思いはあったと思います」
大学卒業後は東京で勤務医として経験を積み、北海道へ戻ります。
しかし、その後すぐに大きな転機が訪れました。
父の突然の他界です。
前日まで元気だった父が、翌朝亡くなった。
心の準備もないまま、医院を引き継ぐことになります。
「本当に、崖から突き落とされたような感覚でした」
何をすればいいのか分からない。
それでも、診療所を守る立場として、前に進むしかありませんでした。

父の死から始まった研鑽(けんさん)
その出来事は、近藤先生の仕事観を大きく変えました。
「父が亡くなってから、自分の休みをほとんど勉強に費やしてきました」
学会、研修、技術習得。
休日を削りながら、歯科医師としての研鑽を続けてきたといいます。
その理由は、ただ一つ。
「患者さまに、自信を持って治療を提供したい。
患者さまの笑顔が見たい」
良い治療とは、技術だけではありません。
そこには、人と人との人間関係も含まれると近藤先生は言います。
「私は、患者さまを“他人”として見ていません。
もし自分だったらどうされたいか、そこを基準にしています」
自分が受けたいと思える治療。
それを提供できるよう、技術も人間性も磨き続ける。
その積み重ねが、現在の診療の土台になっています。

信頼関係から始まる治療
歯科医院は、決して「気軽に行きたい場所」ではありません。
多くの人にとって、少し緊張する場所でもあります。
だからこそ、近藤先生は信頼関係を大切にしています。
最初は、患者さまと医師。
しかし通院を重ねる中で、少しずつ関係は変わっていくといいます。
「何気ない会話の中で、お互いを知っていく。
そうすると、自然と信頼関係が生まれてくるんです」
患者さまの好きなこと。
苦手なこと。
不安に思っていること。
そうした思いに寄り添いながら、治療を進めていく。
「歯を治すだけではなく、
ここに来てよかったと思ってもらえる場所にしたい」
それが、近藤先生の診療の原点です。
1 / 2
